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バチェロレッテ福田萌子に学ぶ「彼にうまく思いを伝える方法」

Amazon Primeで放送されている「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1が大きな話題になっています。

放送を見ると、幸せな恋愛のために参考になるポイントがたくさんあり、学ぶことがとても多くありました。

特に、福田萌子さんは自分の意見を冷静かつ的確に言うのが際立って上手なのが印象的でした。

番組を見た方の中にも、福田さんの凛とした姿が素敵だなと思った方も多くいたかもしれませんね。

 

しかし私たちの現実での恋愛はというと、言いたいことがうまく言えなくて我慢してしまったり、はたまたモヤモヤが溜まってブチ切れて怒って言ってしまったり、なかなかバランスよく上手に思いを伝えるのは難しいですよね。

 

そこで今回は、「バチェロレッテ福田萌子に学ぶ『彼にうまく思いを伝えるアサーション』」と題して、米国大学院で心理学を学んだtomoが、彼にうまく自分の思いや意見を伝えられる方法を紹介したいと思います。

 

この記事ではこんなことが得られます。

・相手を傷つけず自分の思いを伝えるためのマインドを学ぶことができる
・相手を傷つけず自分の思いを伝えるスキルを学ぶことができる

それでは早速見ていきましょう!

お互いへの不満をどう解決する?

カップルの間ではいろいろなことが起こりますね。いつも完璧な人はいないので相手への不満や言いたいことが溜まることはよくありますね。

例をあげて考えてみましょう。

彼は最近とても仕事が忙しく、デートの時間がまったく取れません。
平日はメールを送ってもなかなか返信が来ず、いつも返信を待ってしまいます。
久しぶりに会うと、とてもやつれた顔をしていて彼の健康がとても不安になりました。
しかし彼はあなたのことが好きで、お互いに関係を続けていきたいと思っています。

 

このような時に、お互いにどのようにコミュニケ―ションをするかによって、2人の関係が良くなるか、ヒビが入ってしまうかが変わってきます。

 

よりよいコミュニケーションのために、まずはコミュニケーションのパターンについて見ていきましょう。

 

あなたの自己表現パターンは?

コミュニケーションのパターンには、次のように3つあります。

1.非主張型

このタイプは自分の意見を言わず、相手に合わせるタイプです。また我慢することが多く、断ることが苦手なタイプです。

自分に自信がなく、相手の態度や気持ちを伺ってしまってストレスを溜めることが多くあります。

ドラえもんで言うと「のび太」がこれに当てはまります。

2.攻撃型

このパターンは、相手のことを考えず、攻撃的に自分の主張ばかりをするタイプです。

自分の意見は伝えられますが、相手の感情には無関心で自分を優先にします。

一方的に自分の意見を押し付け、自分が優位になるように動きます。

ドラえもんで言うと「ジャイアン」がこれに当たります。

主張的・融合的タイプ(アサーティブタイプ)

このタイプは、自分の気持ちを率直に伝えつつ、相手の意見も尊重できるタイプです。

自分も他人もどちらかだけを優先するのではありません。

お互いの気持ちに配慮しながら自分を表現し、時には衝突することがあっても、話し合いによってお互いに合意に導くことができます

ドラえもんで言うと、「しずかちゃん」のタイプです。

理想的なのは?

円滑な関係を築いていくためには、ジャイアンでものび太でもなく、しずかちゃんの「アサーティブタイプ」を目指していくことが大切です。

 

アサーティブタイプになるためには、「アサーション」というコミュニケーション方法が大切になります。

 

バチェロレッテの福田萌子さんは、時には男性を厳しく問い詰めるようなシーンもありましたが、このアサーティブタイプを心がけていたように見えました。

 

男性を知る上で大切になる場面で、相手への理解を示しつつ、意見を聞きながら、自分の意見はハッキリ伝えていました。

 

次にこのアサーションについて詳しくみていきましょう。

 




アサーションとは?

「アサーション」とは、自分も相手も大事にして、相手を傷つけず自己主張はする絶妙なコミュニケーション方法です。

 

具体的には、以下のようなマインドとスキルを身に着けることで実践することができます。

アサーション・マインド

アサーションを身に着けるためには、以下のようなマインドを身に着ける必要があります。

・自分は意見を言う権利がある
あなたは自分の感情を誰かに伝える権利があり、相手も同じ権利があります。

・自分の気持ちに正直・誠実である
自分の感情に嘘をつかず正直であること、また相手に対しても誠実であることを心がけることが大切です。

・お互いに対等である
自分も相手も対等な存在です。相手によって態度を変えず優劣をつけず、相手を尊重することが大切です。

アサーション・スキル

次に、アサーションのための具体的なスキルをご紹介しますね。

現実を伝える

不満に思っている現実をまず相手に伝え、何が起こっているのかについて情報を相手と共有します。

そこで現実への自分の理解と相手の理解を確認することができます。

「I(アイ)メッセージ」を使う

実際意見を伝える際には、「I(アイ)メッセージ」を使うととても効果的です。

Iメッセージとは、「私」を主語にして、自分の意見や気持ちを言う方法です。

この時に自分の意見を主張するだけでなく、相手への理解を示すということも大切です。

 

冒頭にあげた忙しい彼の例では、「全然会えないなんてひどい!見捨てたのね!」なんて言ったら、相手はいい気がしませんよね。また会話が終了して険悪なムードになるのであれば、自分にとっても本望ではありません。

 

そこで「私」を主語にして言い換えてみます。相手に対して攻撃的にならず意見を押し付ける印象にもならずに、自分の意見を伝えることができます。

 

この忙しい彼への伝え方としては、こんな感じになるでしょうか。

最近仕事が忙しくて本当に大変な思いをしているよね。(相手への理解)

●●君が私のことを大切に想ってくれているのはよくわかっているんだけど、(相手への理解)

最近はデートをする時間がなかなか取れていないし、平日もなかなか連絡が取れないね。(現実を伝える)

それでね、この状況がこのままずっと続いてしまうと、正直とても寂しいんだ。それに●●君の身体のこともとても心配で。夜あまり寝られない日もあって・・・(Iメッセージで自分の気持ちを伝える)

それで、例えば、週末はどちらか数時間でも会えたら嬉しいと思うんだけどどうかな?(具体的な提案)

その時に1週間の予定を教えてくれたら嬉しいし、余裕があってメールできそうだったら平日もメールできると嬉しいな。(具体的な提案)

 

この例のように、意見を伝えた後に具体的な提案を提示して、相手とすりあわせを行うととても良いです。

 

このアサーションは、恋人同士や夫婦同士、家族だけでなく、仕事の人間関係などでも使ってみてほしいコミュニケーションスキルです。

 

初めはぎこちないかもしれませんが、トレーニングをすればするほど上手になりますので、より円滑に自分の意見を相手を傷つけずに伝えることができるようになっていきます。

 

特に以下の本は大切なポイントが簡潔にまとめられていて、わかりやすかったのでオススメです。

よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)




まとめ

今回は、「バチェロレッテ福田萌子に学ぶ『彼にうまく思いを伝えるコツ3選』」と題して、バチェロレッテ・ジャパンの主役である福田萌子さんの言動をヒントに、円滑に自分の思いを伝えるコツをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

 

まずコミュニケーションのパターンを紹介し、理想的なコミュニケーションパターンを実践するために「アサーション」を取り上げ、アサーションのマインドとスキルをご紹介しました。

 

アサーションは、カップルの幸せな関係を維持・成長させるためには必要不可欠なものになりますので、興味を持った方はぜひ詳しく学んでみてくださいね!

 

それでは、今回はここまでとさせていただきます。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!